「書く」「伝える」ことの大切さ
04、05ストーリーで身に付けた事を書いてきましたが、最後は「書く」ということについてです。
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ブランドを初めた20年以上前は、デザイナーというものは、寡黙で表現したいことを作品に込めるという時代でした。(もちろん今もそういった方はいらっしゃいますが)
そんな私も自分の感情を言葉にするのが苦手なタイプ。
作品を作れば伝わる、良いものを作ればわかってもらえるというスタンスで言葉としての表現はしてこなかったと思います。
コムデギャルソンの川久保さんがパタンナーを採用する際、
はらりと落ちたハンカチを見せ、「これをパターンに起こしなさい」というのは有名な話し。
デザイナーが投げかけたものを、受け取る側がどう解釈するか、1人1人の創造力が問われた時代でした。
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