郷土の生地を使うことで繋がる | MASION  de C'est pas Grave

郷土の生地を使うことで繋がる

私の郷土は静岡です。

海、山、川、茶畑の自然いっぱいの所で

育ちました。

穏やかな気候、美味しい食べ物、

そしてのんびりした人たち。

私はそんな静岡が大好きです。

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(こんな景色を見て育ちました)

私の自然や植物好きは

ここで育まれたかもしれませんね。

 

実は静岡県西部の浜松という地域(遠州)は、

昔から繊維産業が盛んです。

江戸時代には日本有数の綿花栽培の農家さんが

たくさんありました。

私の育った家の近所にも

お蚕さんの紡績工場があり、毎日カタカタと

音を立てていた事を思い出します。

 

遠州織物として綿や麻の織物が有名です。

一部の機屋さんでは今では数少ない

シャトル織機を使い、こだわったもの作りを

している所もあります。

遠州織物の素朴なあたたかみのある風合いが

好きで、セパグラーヴのお洋服にも

よく使わせて頂きました。

現在は小規模な機屋さんだけが残り、

どこも厳しい状況下です。

大好きな郷土から産業が失って欲しくない。

ITOCIのブランドは遠州産の生地を使うことで、

微力ですが応援にも繋げていきたいと思います。